おしらせ〜グラフィックノベル「アステリオス・ポリプ」の翻訳をします〜

珍しい投稿ですが、お知らせしたいことがあります。 この度、アメリカ文学者の矢倉喬士さんとの共訳でデイヴィッド・マッズケリ「アステリオス・ポリプ」の翻訳をさせていただくことになりました。 フルカラーかつとてもこだわった装丁で、印刷費などがかか…

6月のわたしだけのブッククラブ

夏....夏がきている....夏といえばわたしは昨年の夏が本当にトラウマで、気温が上がってくると、自分の家にいても全く心が休まらない。そう、みんなも嫌いなヤツ。ヤツらの季節がくる。去年プロのアドバイスをきいて、GWに家中にブラックキャップを設置した…

4月-5月のわたしだけのブッククラブ

来月から職場の異動や休職などが重なってその分の仕事を引き受けることになり、倍以上忙しくなりそうな気がしているので、一旦店をしめたほうが良い気がしている。本職を優先したいのと、土日にしっかり休みたいし、家でちょっと仕事をすすめておかないとパ…

3月のわたしだけのブッククラブ

流行病がそろそろ身近に迫ってきているのを感じる1ヶ月だった。会社でちらほら出社できない人が増えてきたりして、その分の仕事を請負いながらも、いつ自分の番が回ってくるのか戦々恐々としながら過ごす日々だった。わたしがこの流行病にかかりたくないの…

2月のわたしだけのブッククラブ

相変わらずあまり本も読まずに水引をやっていた。10年にいちどレベルの頭痛が数日続いて、朦朧としながらヨタヨタ自分の家の階段を降りていたところ、階段から落ちたりした。これが前厄かーー!死んだな!!と階段の下で寝転んだまま(アッ会社のロッカー片付…

1月のわたしだけのブッククラブ(改めノッティングクラブ)

新年あけまして...わたくし新年は31日夜に泥酔して1日に起きたら偏頭痛の予兆閃輝暗点がおきまして、急いで餅食べて薬飲んで寝てるみたいな新年でした。前厄。もはやこびりついたように疲れも取れないし、家族関係のトラブルもあってもう前厄がぐんぐんに攻…

12月のわたしだけのブッククラブ

2021年がおわってしまった。特になにかを成したわけでもなくって、外に出れるわけでもなく、ひたすら家で一人遊びをしているような1年であった。消化試合だった気がしなくもないけど、そんななか1ヶ月で読んだ本をまとめてみたりもしたりしている。 今年は我…

11月のわたしだけのブッククラブ

11月は誕生日でした。もはや歳をとることを何もめでたいとは思わなくなってきたけれど、今年も生き延びたということ、それに対して自分を褒めたいと思う。また一年、どうにかして生き延びるのだろうけど、せめて潰れないようにしたいと思う。 先日姪っ子がお…

血族主義に対する批判の物語としての「スネークアイズ」

えーっとわたくし、以前は暇に任せて映画に行ってはここにしょーもない解釈を垂れ流すという活動をやってまして、がしかし、気がついたら丸2年も映画に行ってなかったんですね...映画館って靴脱ぐ場所だっけ...?て思うくらいご無沙汰の映画でございます。 …

10月のわたしだけのブッククラブ

イ・ラン「話し足りなかった日」オ・ヨンア訳 正しくあろう、自分以外の人をできるだけ傷つけないように、自分の心情に反さないように生きていこうと思っているけど、この矛盾や不正義ばかりの世の中で自分の信念に対して正しくあろうとすることは本当に難し…

8月&9月のわたしだけのブッククラブ

わたしの会社には夏休みがないので、ほぼ夏も仕事で、なんならむちゃくちゃ忙しかったし、それに加えて感染症リスクも上がってる中の出社でなんかもう....とにかくヘトヘトな1ヶ月だった。消えちゃう有給がまだたくさん残っているのでこっから先は月2で有給…

7月のひとりブッククラブ

7月のひとりブッククラブ 2021年7月は昨年から猛威をふるっている疫病に対するワクチンをうったりして、なかなかぐったりしながら過ごした月だった。やっぱり未知のものを体に入れるのはちょっと怖かったりもしたけど、安心感もあるのではやく打ちたい人が打…

6月のひとりブッククラブ

1年半分もう終わっちゃったの...?早すぎる...今月は仕事が大変に忙しくて、むちゃくちゃ働いた1ヶ月でした。でもなんというかちょっとここまでできるっていう自信がついてステップアップになったような気もした。 まあけど忙しいと帰りの電車では虚脱状態で…

5月に読んだ本のこと

は〜もう5月!!早い!!!何もしてないですけど!!本も思ったより読めていないですけど!!もう1年半分終わりそうなの?!やばくない?!やばい!!というかんじですがみなさまいかがお過ごしでしょうか。というわけで5月に読んだ本について書きました。長…

2021/04までに読んだ本

あいもかわらず外に出れない状態が続いていて、きづけば丸1年間家にこもっていて、その割に積読の山が減ったかといえば、むしろ新たな積まれた本の山脈が家にもそしてクラウドにもそびえ立っているような状態のわたくしですが、みなさまの読書はいかがでしょ…

強烈な違和感 Netflix「マルコム&マリー」

いや〜見ました「マルコム&マリー」 言葉の殴り合い!みたいな口論の応酬(しかもちゃんとラウンド制で休憩挟んでくる)はむちゃくちゃにスリリングで面白かったんだけど、見終わった後に残った強烈な違和感....これは一体なんなの...というぼやきです。以下ネ…

“Treasure” Oyinkan Braithwaite

全く知らなかったんだけどAmazon Originalsとして短編がかなりの量リリースされており(米アマゾンではプライム会員特典だけど日本だと普通に300円とかで買うスタイル)通勤電車行き帰りで読み切れるのでこれからかなり重宝しそうと思っている。 それで「マイ…

「マイ・シスター、シリアルキラー」オインカン・ブレイスウェイト

原書が刊行された当初からすごく話題になってて、たしかその年の各メディアのベスト本にもたくさんノミネートされていて読みたいなと思っているうちに邦訳が出た。感謝である。(本来なら気になったらすぐ読むべきではある) いやーーーもうねえ、むっちゃ面白…

「仕事の喜びと哀しみ」チャン・リュジン

わたしは本当に本を読んだそばから内容を忘れ、家の本棚には確かに読んだのだけれどももはや内容?なんだっけ??という本がたくさん詰まっている。そのため2021年は読んだ本について、ブログにしたためます。もとはといえばさあ、これ読書ブログだった…

新しいプリンセスストーリーとしての「愛の不時着」

前回「愛の不時着」は現代版プリンセスストーリーだよね、と言ったわけだけれど、思いましたか?「プリンセスストーリーってあんたが一番苦手なやつじゃん!」って?そうなんですよね。ディズニーのプリンセスと聞けば問題点をすぐさま数個挙げて、そのプリ…

プリンセスストーリーしての「愛の不時着」

「愛の不時着」のストーリーテリングはとにかくテンポが良い。物語上必要になる説明を、足を止めることなく、メインの物語を進行させながらすませてしまうのだ。例えば第1話、ユン・セリが非武装地帯を駆け抜けて北朝鮮へ入っていくという物語を進行させな…

韓流入門としての「愛の不時着」と「アジア人表象」

「愛の不時着」大ヒットしてるし、たくさん考察も出てるとは思いますが自分がちゃんとこのごたごたした生活のなかでいろいろ考えたことをまとめておきます。 わたしはこのドラマ、むっちゃ楽しかったし優しいしでもう最高、これを見てしまったらすべてのドラ…

キム・ホンビ「女の答えはピッチにある」

サッカーと聞いてわたしが思い出すのは、小学生の頃、ろくすっぽルールも教えられずに体育の授業で校庭に放り出されキックオフ、そしてボールがこちらに来たから蹴ってみれば的はずれで同じチームの男子(そう、的はずれなボールを蹴る女子に怒鳴るのはいつだ…

Netflix「GIRI/HAJI」と父親の不在

いやあ良いドラマでしたね。「GIRI/HAJI」わたしはこのドラマをみるまで、わたしが苦手なのは日本の俳優の演技なのだと思い込んでいたのだけど、日本語英語のスイッチングなどによって多少の違和感はあるにせよ「GIRI/HAJI」において日本人俳優たちの魅力的…

忍び寄るギリアド アドウッド The Testaments雑感

注意: もちろんですがネタバレしてます。 邦訳出てないので楽しみにしてる方は以下読まないようお願いします。 マーガレット・アトウッド「侍女の物語」の続編”The Testaments”読んだ...前作はギレアド初期に侍女となったひとりの女性の手記という形の物語だ…

「キャプテン・マーベル」は"フェミニズム"ヒーローか

マーベル初の女性ヒーロー映画「キャプテン・マーベル」なんだけど、思っていたよりずっとフェミニズム的に正しい方向で作ろうと頑張っていたので、そこらへんについて書きたいと思います。 フェミニズム的に、とかそういう湾曲した言い方をしているのはなぜ…

エンパワメントってなんだろう?

いまさ、ほんと毎日のように女性をエンパワメントしようとか、多様性をとか、そういうウェブの記事がどんどん流れてきて、でもそれらのほとんどがわたしにとっては困惑の種でしかないのだ。エンパワメントを銘打った記事のページを開くとき、わたしはとてつ…

クィアな物語としての「オクジャ」

韓国ドラマ「シグナル」を見て以降、「殺人の追憶」を見たくてたまらなくて、今日時間を作ってみたのだけれども、それでそのあとどうしてもNetflixオリジナル映画の「オクジャ」を見たくなって、見たんですね。それでめっちゃ気づいたことがあるんですよ!お…

「デッドプール2」における人種的ステレオタイプ

見てきました「デッドプール2」!ということで個人的に気になったことを考えます。ちなみにわたしは「デッドプール1」もさほど嫌いではなくて(ワルな俺ちゃんの物語を青春ロマンスものという文脈で物語ったのはすごい面白かったと思うし)、けれどもやっぱり…

3月の読書

もとはといえば読書ブログなのに気づいたら手早くかける映画の感想ブログになってない?!ということで月ごとに読んだ本まとめようかなと思いやした!読書すごいしてると思われがちなわたしだけど、全然そんなことないんだぜ!みんな安心して!! ジョジョ・…