#わたしだけのブッククラブ

written by Nao (twitter: smkebks)

#6 Crazy Rich Asians - Kevin Kwan

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ニューヨークに住むレイチェルは、彼氏のニックの友人の結婚式に出席するためにニックの故郷のシンガポールへ旅行をする。しかし、ニックはレイチェルに言っていないことがあった。。。彼が「超ド級の金持ち」であることを。 ニックが彼女を連れてくると知ったシンガポールの親戚たちは、騒然となり、2人の結婚の阻止を企てる。 果たして2人の関係はどうなるのか!


という、規格外の金持ち具合がすがすがしいまでのセレブリティ小説でした。もはやわたしが「お金持ちになりたいなあ」なんて言うときに想像だにしていない金持ち具合。最初少し読んだだけでも、軽くゴシップガール超えかなってくらいのリッチ感です。


このニックの一族というのは、シンガポールでも歴史ある華僑のセレブリティ一族。それこそ一族みんなひとり1台の勢いでプライベートジェットを持っていて、シンガポールから、買い物なんかのために香港へひとっとび。これが噂のジェットセッター。。。


セレブリティとはいえ、やはり一族のつながりが強いというのもアジアならではな感じ。ニックの彼女がやってくると聞けば、親族一同(パワフルで策略家な女性陣たち!あっぱれです!)で彼女の出生、生い立ち、家系図やらなにやらをおきまりのプライベートジェットと各地にいる情報屋(!)を駆使して暴き、どうにかして2人の仲を引き裂こうと画策します。(ね、おもしろそうでしょう?)

面白いと思ったのは、アジアの華僑のお金持ちたちの間では、金持ちの子息をゲットして玉の輿を狙う女の子たちのことを"GOLD DIGGER”と呼んでとても軽蔑しているということ。"GOLD DIGGER"たちも、子息たちの心を射止めるために、中国本土出身でも、台湾や香港出身と出身地を偽ったり、お互いの足を引っ張り合ったりと必死です。(こういう"GOLD DIGGER"結婚協奏曲について、"GOLD DIGGER"サイドから描いた本にTash Aw “Five Star Billionaire"がありました。これもいつかご紹介できれば!)


わたしは去年シンガポールに旅行にいったのですが、まさにその時リバーサイドのカフェで読みふけりたい1冊でしたー!シンガポールに到着したレイチェルがニックとその友達カップルとシンガポール料理を食べに行くところなんてもう、垂涎!いちいち地名と料理名をグーグル検索して読み進めてしまいました。


サウンドトラックは映画 Bling Ringのサントラです。
もっとヒネった選曲をしたかったんですが、なんともこれがぴったりなんですね。。