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#わたしだけのブッククラブ

written by Nao (twitter: smkebks)

#1 Burial Rites - Hannah Kent

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“Burial Rites” Hannah Kent
“Dýrð í dauðaþögn” Asgeir Trausti

 

1829年に恋人殺害の罪で公開処刑となった女性の物語。処刑を待つまで、彼女が滞在することになったある家族と、彼女の救済のために送られた若い神父に、彼女は真実を語りだす。

 

わたしは北欧のアミニズムに惹かれるところがあるのですが(例えば、アイスランドでは大きな石には妖精が住んでいると信じられていて、それらの石を動かすことは禁止されています。住んでいる妖精たちが怒って悪さをするから!これ現在の話で、道路も大きな石を迂回するように作られてたりする)

 

この小説は、「夢」「カラス」「石」などのアミニズム的なモチーフをとても上手に使って、アイスランドらしさを感じさせてくれます。

 

アイスランドという閉ざされた環境、厳しい自然の描写が、死刑宣告をされたアグネスの心情と合間って、寂寞や絶望を感じさせるまでの、素晴らしい小説でした。

 

わたし個人的にはアグネスに肩入れしてしまう要素がたくさんあって、最終的に他人事じゃない感がすごかった。

 

著者のHannah Kentは弱冠29歳という若さでこの小説を書き上げたそう。すごい才能!

 

ちなみにこの小説の主人公Agnesはアイスランドで最後に公開処刑にされた人物です。

 

アイスランド北部を旅しながら、読みたい一冊でした。

 

アイスランド気分を高めるために、2年前にアイスランド旅行をした時に買ったAsgeir Traustiのアイスランド語バージョン”In the Silence”聴きながら読んだよ!

 

アイスランド、また行きたいなあ。